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元F1王者ミカ・ハッキネンの息子、「ハングリー」にF1を目指す

2012年05月23日(水)14:40 pm

元F1チャンピオン、ミカ・ハッキネンの息子ヒューゴ・ハッキネンが、着々とF1への道を進んでいる。

ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)と一緒にインタビューを受けたハッキネンは、『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』に対して、自身がF1を引退する前年、2000年に生まれ、数年前本格的にカートを始めた息子ヒューゴについて次のように語った。

「子供に対してはどんな教育を受けさせてあげられるかがとても重要なんだ」

同席していたロズベルグも、元F1チャンピオンの父(1982年の年間王者ケケ・ロズベルグ)を持つが、潤沢な金銭的支援を受けてF1を目指すことについてどう思うかと尋ねられると、ハッキネンは次のように答えた。

「もし金銭的なことで子供に影響を与えてしまうとしたら、それは両親が責められるべきだ。しかしハングリー精神を持たせてあげることも親の役割だと思うよ」

「僕の息子にはその精神が備わっているみたいだ。彼は今年イタリアのカート選手権で21戦に参戦する」

今年ようやく念願の初勝利を飾ったロズベルグは、かつてハッキネンが自分のスポンサーだったころを思い出しながら、「(スポンサー費用)はどれくらいのお金が動いたんだい?」と問いかけた。

これに対してハッキネンは冗談を交えて「タイヤ一式くらいだよ。今度は僕の息子を支えてあげてくれるかい?」と答え、「じゃあお金については後で話し合おう」とロズベルグは笑った。

さらにハッキネンとロズベルグにはまだつながりがある。ロズベルグの父は、ハッキネンのマネジメントを手がけていたのだ。また、現在ロズベルグのチームメートであるミハエル・シューマッハとハッキネンは、かつてライバルとしてしのぎを削ってきた仲だ。

「彼(シューマッハ)に置いていかれないようにかなり頑張ってきた」とハッキネンは現役時代を懐かしげに語り、これからを担っていく世代でもあるロズベルグに対してねぎらいの言葉とアドバイスも忘れなかった。

「ニコはそんなシューマッハに勝ったんだから、本当に良い走りをしているよ。でも、もしランキングが7位に沈んでしまったら、1勝なんて何にもならないからね」

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