もしミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)がF1から引退した場合、現在はフォース・インディアに所属するポール・ディ・レスタがその最有力候補となるかもしれない。
過去7度F1チャンピオンに輝いた実績を持つシューマッハだが、メルセデスAMGとの間に現在締結されている3年契約は今年いっぱいで満了となる。
果たしてシューマッハが来季以降もF1にとどまるのか、あるいはまた引退を決意するのかという話題がすでにメディアをにぎわせている。そんな中、メルセデスAMGのCEOであるニック・フライが21日(月)に『Telegraph(テレグラフ)』へ、「ポールがわれわれの候補リストに載っている」と語った。
ディ・レスタは、2007年からDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)にメルセデスチームで参戦していたが、2010年にDTMタイトルを獲得。翌2011年にDTMチャンピオンの称号を携えて、メルセデスからエンジン供給を受けているフォース・インディアでF1デビューを果たした。そして、その後はF1界でも実力を十分に印象づける活躍を見せている。
そのディ・レスタについて、フライは次のように続けた。
「彼は素晴らしい仕事を成し遂げているし、いい人物で、卓越したチームプレーヤーでもある。もしミハエルがこれ以上F1を続けないと決断するようなことがあれば、間違いなくディ・レスタがわれわれのドライバー候補になるだろうね」
「まだそのことを考える時期にはきていないが、われわれは以前からポールに対して大きな称賛の念を抱いているよ」