HRTのペドロ・デ・ラ・ロサが、モンテカルロ市街地コースで開催されるモナコGP(27日決勝)に向けて意気込みを語った。
ペドロ・デ・ラ・ロサ
「モナコは1年を通じても群を抜いて難しく、テクニックが求められるサーキットだ。ここでうまくやる秘けつは、距離を稼ぐことと、クルマのセットアップをあまり大きくいじらないことだよ。なぜならクルマよりもドライバーの腕によってタイムを縮めることができるからね。予選に向けての自信をもつためにも、木曜日にはできるだけ多くの周回をしなくてはならない。なぜならモナコでは予選がもっとも重要だからね」
「このサーキットでもうひとつ大変なのが、多くのクルマによって混み合うことだ。他のクルマにじゃまをされないように走って、それをうまく生かすことがとても重要なんだ。ピレリはここにソフトタイヤとスーパーソフトタイヤを持ち込んでくるから、スーパーソフトでの最初の1周で決めることがさらに重要になる。スーパーソフトで2周してもうまくないからね」
「レースでもっとも大切なのは戦略をうまく展開させることだね。それに、おそらくはセーフティカーが導入されることになるだろうから、運も味方してくれる可能性もある。僕たちはみんな今度のレースをすごく楽しみにしているよ。バルセロナ(前戦のスペインGP)よりも空力の重要度が低いサーキットだし、前回のグランプリよりはトップグループのチームたちとの差を縮められることを期待しているんだ」