フォース・インディアのポール・ディ・レスタが、モンテカルロ市街地コースで開催されるモナコGP(27日決勝)に向けて意気込みを語った。
Q:モナコはあなたにとってどういう意味がありますか?
ディ・レスタ:モナコGPはおそらく1年を通じてもっとも脚光を浴びるグランプリだろうし、すべてのドライバーがそこで勝ちたいと思うレースだよ。 いつもかなりにぎやかな週末になるね。グランドスタンドは満員だし、港にはヨットが停泊して、誰もがよく見える場所を探し回っているしね。天気がいいときは本当に熱狂的な雰囲気になるんだ。
Q:シルバーストンとともに、ここはあなたにとってもうひとつのホームレースですね。それはやはり特別な思いになりますか?
ディ・レスタ:僕は今モナコに住んでいるけれど、この街にレースがやってくるとモナコがさらににぎわいを見せるのは面白いね。毎日自分の家に帰ることができるのもうれしいよ。自分のベッドで眠れるし、自分の部屋でくつろげるからね。それに、家族や友人たちが大勢レースを観にくるから彼らと一緒にいられるしね。
Q:(モナコの)コースの話をしましょうか。どこが得意な部分ですか?
ディ・レスタ:自信をもって前向きに立ち向かうことが大切なサーキットだよ。最高のラップライムをひねり出すために、週末を通じて速さを築き上げてゆく必要がある。
ディ・レスタ:いくつか素晴らしいコーナーがあるよ。カジノ・スクエアでは時速185キロメートルに達したところで(先が見通せない)ブラインド・コーナーに入るためにブレーキを踏まなくてはいけないんだ。そうしたら次には1年を通じてもっとも低速のコーナーであるヘアピンにさしかかる。そこでは1速ギアに落として、ステアリングをロックするまでいっぱいに切りながら抜けていくんだ。スイミング・プールを抜けてコースの最後の部分に向かうときには、かなりのダウンフォースを感じるし、路面のバンプ(盛り上がった箇所)や縁石をうまく乗り越えられるクルマが必要だ。ドライバーにとってもエンジニアにとっても、完ぺきなクルマに仕上げるのは本当に難しいよ。