NEXT...F1開催スケジュール

道端ジェシカら、美と健康の「VOGUE」声明に賛同

2012年05月22日(火)18:33 pm

ファッション誌「VOGUE」の各国編集長19名が共同声明として発表した「ヘルス・イニシアティブ」に、日本からもF1と関係の深い道端ジェシカのほか、山田優、冨永愛、SHIHO、長谷川理恵、森理世らが賛同し、「VOGUE JAPAN」 7月号(5月28日発売)の誌面で純白の衣装に身を包んだ健康的な美しいボディーを披露している。

「ヘルス・イニシアティブ」は、「美と健康とは不可分のものである」という信念のもと、不健康なほどにやせたモデルを見た読者が無理なダイエットをしたり、精神的にも身体的にも未成熟な若いモデルの姿を「理想のボディー」と読者が誤解したりすることがないように、摂食障害を抱えたモデルや16歳未満のモデルを起用しないことをヴォーグが決めたもの。誌面において健康的なボディー・イメージを促進するほか、ファッションショウのバックステージや撮影の現場などにおけるモデルの食環境などに関しても支援していくという。

「ザ・ヘルス・イニシアティブ」
女性の美しいボディーの理想イメージを、より健康的なものにすることを呼びかける編集方針。アメリカのCFDA(米国ファッション協議会)とイギリスのBFC(英国ファッション協議会)がすでに行っている活動を原案に、現在19カ国で出版されている各国版ヴォーグの編集長たちが連名で発表。

「私たちは健康こそ美しいと信じています。世界中のヴォーグ編集長たちは、自分たちの雑誌に登場するモデルの健康と読者の健康をサポートする誌面作りを行っていきます」
―コンデナスト・インターナショナル会長 ジョナサン・ニューハウス

1. 私たちは、16歳未満であることがわかっているモデル、あるいは摂食障害のように見えるモデルを起用しません。私たちは自らの見解に基づき、健康的であり、  健康的なボディー・イメージを推進すると思われるモデルを起用します。

2. 私たちは、故意に16歳未満のモデルをファッション撮影の現場へ送り込むことのないようエージェントに申し入れるとともに、撮影、ファッションショウ、広告キャンペーンのキャスティングをする際には、モデルの身分証明書によって年齢を確認するよう各キャスティング担当者に依頼します。

3. 私たちは、よりキャリアを重ねたモデルたちが若い世代の女性たちにアドバイスをしたり、指導したりすることができるような指導教育プログラムの構築を支援し、CFDAが提唱してきたザ・ヘルス・イニシアティブを見習い、教育を通じてファッション業界全体の意識向上に力を尽くします。

4. 私たちは、プロデューサーたちに対し、ヘルシーなケータリングメニューやプライバシーの尊重など、バックステージにおける健康的な労働条件の創出を推奨します。また、キャスティングエージェントたちには、モデルを不当に遅くまで拘束しないよう求めます。

5. 私たちは、撮影においてその服を着ることができる女性の範囲を極端に狭めてしまい、結果として、痩せすぎモデルの起用を余儀なくされるような、非現実的なまでに小さなサンプルサイズのもたらす影響に対し、デザイナーたちに再考を促します。

6. 私たちは、ヴォーグ誌面にて、またそれ以外の場所においても、健康的なボディ・イメージを促進するためのメッセージを、声を大にして伝えていきます。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック