マクラーレンのジェンソン・バトンが、モンテカルロ市街地コースで開催されるモナコGP(27日決勝)に向けて意気込みを語った。
ジェンソン・バトン
「2009年にモナコで優勝したことは、F1で優勝した中でも一番の思い出として残っているよ。どんなドライバーでもモンテカルロで勝ちたいと思うものだけれど、実際に成し遂げられると、本当に最高の気分になれるんだ。だって、モータースポーツの中で一番難しいサーキットを制したってことなんだからね。モナコGPで勝つことは、これからも常に特別なことだよ」
「去年は、素晴らしいクルマを手にして、優勝争いができる自信にあふれていたのを覚えている。実際には、僕たちにはどうしようもできないことで、そのチャンスを奪われてしまった(※)わけだけれど、やり残した仕事があるような気持ちでモンテカルロに向かうよ。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのために是非勝ちたいね。チームはモナコで素晴らしい歴史を残してきているから、マクラーレンのモナコ・ウィナーに自分の名前を加えたいんだ」
「ピレリのスーパーソフトタイヤを今年初めて使う。面白いことになるだろうね。僕たちのクルマは、狭いコーナーの多いモナコのようなコースに特に向いているわけではないけれど、ここ2戦影響を受けたバランスの問題を解決できるはずだと楽観的なんだ。きっと素晴らしい週末になるよ」
※昨年のモナコGP終盤、首位のベッテルがタイヤの性能劣化で苦しむ中、バトンはアロンソ(フェラーリ)に続いて新しいタイヤですぐ後ろまで追い上げたが、残り6周というところでレースが事故によって中断。その間にベッテルはタイヤを交換して、レース再開後も首位を守り優勝した。