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MotoGP第3戦決勝、ケーシー・ストーナーがポール・トゥ・ウィン

2012年05月07日(月)8:56 am

ポルトガルのエストリル・サーキットで6日(日)、MotoGP第3戦の決勝が行われ、ポールポジションからスタートしたレプソル・ホンダのケーシー・ストーナーが優勝した。以下、ブリヂストンのプレスリリース。

日曜の決勝レースは現地時間午後13時にスタートした。ポールポジションスタートのC・ストーナー(レプソル・ホンダ)が、全28周回にわたって一度も前を譲らない持ち前の力強い走りで優勝を達成。前戦スペインGPに引き続き2連勝を飾った。ストーナーは、これまで勝てなかったエストリルで勝利したことにより、現行のGPカレンダー全コースで優勝を獲得したことになる。

J・ロレンソ(ヤマハ・ファクトリー)は2位。ロレンソは最終ラップまでストーナーにしぶとく肉迫したものの、ストーナーに対してつけいる隙を見いだすことができず、僅差でチェッカーを受けた。ストーナーのチームメイト、D・ペドロサはそこからわずかに離れて3位でフィニッシュ。レプソル・ホンダは2戦連続で1-3フィニッシュとなった。CRT勢の最上位は、A・エスパルガロ(パワーエレクトロニクス・アスパル)の12位。チームメイトのR・ド・プニエは13位。

決勝日の気象状態はこのレースウィークで最も良好な状態だったものの、路面温度は35℃前後と極端な暑さにはならなかった。そのため、全選手は、リア用に柔らかめ選択肢のミディアムコンパウンドのタイヤでグリッドについた。フロント用として硬め選択肢のミディアムコンパウンドを装着した全20選手のうち、13名が新構造のタイヤを使用した。トップファイブに入った選手では、J・ロレンソおよびA・ドヴィツィオーゾ(モンスター・ヤマハ Tech3)、C・クラッチロー(同)の3選手がこちらの選択肢を使用している。

第3戦を終えて、ポイントランキングはストーナー66、ロレンソ65、ペドロサ52という僅差の状態だ。次戦フランスGPは5月18日から開催され、20日に決勝レースが行われる。

山田宏-株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー
「エストリル初優勝を達成したC・ストーナー選手に、心からのお祝いを申し上げます。今日のレースも上位3選手による緊迫した戦いが繰り広げられました」

「今日の路面状況は良好で、ホルヘはリア用にミディアムコンパウンド、フロントには新構造のミディアムコンパウンド、というタイヤの組み合わせで、ラップレコードを更新しました。今日のレースは、トップ3の選手が最後まで熾烈な戦いを繰り広げたこともあって、総レースタイムは昨年と比較すると14秒も速くなりました」

今回の第3戦は、我々ブリヂストンにとって非常に有用なレースウィークになりました。この難易度の高いコースで、2012年用タイヤが非常によく作動したので、とても満足しています。明日の月曜は事後テストを実施します。それが終わると、2週間後のフランスGPに向けて全力で準備を進めたいと思います」

青木信治-株式会社ブリヂストン モータースポーツタイヤ開発マネジャー
「今日の決勝時刻のコンディションは昨日の予選に類似しており、予想どおりに全選手がリア用に柔らかめ、フロント用には硬めのタイヤを装着してレースに臨みました。この選択が、ライダーにとっては最もリアのグリップとフロントの信頼感を最も得られるコンビネーションだったようです。ここエストリルで2012年スペックのタイヤがしっかりと作動したことはとても喜ばしく、なかでもこの2戦で新構造のフロントタイヤに対していいフィードバックを得られたことは、このタイヤが幅広いコンディションに対応して性能を発揮することを端的に示していると思います」

ケーシー・ストーナー-レプソル・ホンダ・チーム-優勝
「総じて、非常に良いレースウィークだったよ。でも、決勝レースでは、終始サインボードにホルヘが背後につけていると表示されていたので、最後まで速いペースでプッシュし続けなければならなかった。レース中盤では、エンジンマッピングのセッティングと乗り方を少し変えてみた。それがうまくいったこともあって、今日のレースでは勝利を収めることができたんだ」

今回の全ライダーへの供給タイヤ
[スリック]
フロント-ソフト、ミディアム、 リア(左右非対称)-ミディアム、ハード
[ウェット]
レイン-ソフト(メイン)、ハード(予備)

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