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キミ・ライコネン「ロータスはスペインGPで競争力が高いと思う」

2012年05月07日(月)17:10 pm

ロータスのキミ・ライコネンが、バルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われるスペインGP(13日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:F1に復帰してから再び表彰台に上るまでに4レースかかりました。それに驚きは感じていますか?

ライコネン:僕は僕自身に対して疑念を抱いたことなんてないし、僕たちにはいいクルマがあるってハッキリしていた。だから、近い内に表彰台へ上がることができるだろうとは思っていたよ。最初の3レースでも表彰台を狙えるだけの力があるクルマだったけど、小さなミスがいくつかあって、大きな代償を払うことになったんだ。

ライコネン:もし勝つことができていたらもっとうれしいだろうけど、それにしたっていい結果だったし、チームがしてくれた懸命な作業すべてにふさわしい結果だね。これまでのところ、どのレースでも僕たちは順調だから、今シーズンは表彰台の常連になりたいよ。

Q:勝てなかったことに対してフラストレーションを感じていますか?

ライコネン:セバスチャン(ベッテル/レッドブル)を追い抜こうとした時に、間違った走行ラインを選んでしまったんだ。僕は追い抜くことができなかったし、それから後は、あれが決定的な瞬間だったと確信していたよ。もちろん、勝ちたかった。そうしたらレース後、自分自身に対してもっと満足していただろうね。

Q:あなたはムジェロで行われたテストに参加しませんでした。それは問題になりますか?

ライコネン:僕たちにはテストをしなくちゃいけない主要な新パーツがなかったんだ。それにムジェロでレースをする訳じゃないから、今回のテストに僕は参加しないという決断が下された時に、泣きわめいたりはしなかったよ。

ライコネン:(ムジェロの)コースはよく知っているけど、わざわざあそこで運転する必要はない。僕はレースをするためにここにいて、バルセロナでは、まさにそのレースをやるんだ。

Q:これまでにカタルーニャ・サーキットで多くの周回をこなしてきたと思います。そのサーキットについて、どのような考えを持っていますか?

ライコネン:これまでにカタルーニャで数え切れないほどテストを行ったよ。挑戦しがいのあるサーキットで、いいクルマに乗っていると最高に楽しい。けど、クルマがイマイチだとそれほど面白くはないんだ。

ライコネン:一般的に、バルセロナで速いクルマはどこでも速く走ることができる。バルセロナで行われたシーズン開幕前2回目のテストで、僕たちのクルマは良かった。1回目のテストではあまりまとまっていなかったんだけどね。クルマは進化しているから、より自信を深めているよ。

Q:ピレリタイヤについてはどのように思っていますか? また、最高の結果を手にするための戦略についても聞かせて下さい。

ライコネン:どのタイヤであっても、タイヤにとって最適な戦略を練らなくちゃいけない。僕にとってピレリタイヤは問題ないよ。戦略に関しては、僕の担当エンジニアと一緒に作業をして、自分たちでできる最良の選択肢を選んでいる。この前のバーレーンみたいにうまく機能することもある。あるいは上海(第3戦中国GP)のときみたいに、あと一歩ってこともあるよ。

ライコネン:中国でのレース、そしてバーレーンの予選後、きっとみんな僕たちがバカで何一つ正しくやれない連中だって思い始めていただろうね。でも、僕たちはレースで自分たちの選択が正しいと証明できた。すでに中国の時点で惜しいところにまで行っていたんだけど、今回は僕たちの戦略がドンピシャリと当たった。これも全部レースの一部で、それは誰にとっても一緒だよ。

Q:再びヨーロッパでレースをすることを楽しみにしていますか?

ライコネン:ヨーロッパでのレースは大好きさ。ものすごく遠くまで旅をする必要がないから、すべてのエネルギーをレースが行われる週末に向けて温存しておくことができるんだ。昔から本当のシーズン開幕はヨーロッパに戻って来てからだ。僕にとっては最高だよ。

Q:スペインGPではどのような成功を収めることができると思いますか?

ライコネン:ロータスはバルセロナでとても競争力が高いと予想している。トップチームの間隔はものすごく接近しているだろうね。カタルーニャ・サーキットは、各チームが新車でテストを行った唯一のサーキットだ。そして気温や風向きでコースコンディションが変わるから、クルマのセットアップが重要になってくる。

ライコネン:どのチームもヨーロッパで最初のレースに向けてクルマに改良を施してくる。それによってさらに興味深くなると同時に、トップ争いが熾烈(しれつ)になるだろうね。

Q:スペインGPにはいい思い出がありますか?

ライコネン:そうだね。僕はスペインGPで2勝している。どのグランプリでも勝利ほど良いものはないよ。スペインGPで表彰台に登ったのは、その2勝のときだけだ。

Q:4レースが終わりました。これからの4レースではどのようなことを達成したいですか?

ライコネン:何が起こるかを見てみよう。さっきも言ったけど、今のところどこへ行ってもクルマの感触はいい。僕はレースをするためにここにいて、勝つためにレースをしている。それが僕の目標であり、チームの目標でもある。僕たちはレースに勝つことを望んでいるんだ。僕たちにはいいクルマがあるし、バーレーンでは勝てるだけの速さがあるって分かった。それが目標だね。

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