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フェラーリ、アロンソのみ改良パーツをテスト

いつも通り、フェラーリの動きは逐一チェックされている。

それゆえ、イタリアのメディアはムジェロ・サーキットで3日間にわたって行われたテストの最終日のみクルマが大幅に改良されたことを見逃さなかった。

最終日に走行を担当したのがフェルナンド・アロンソだったため、チームメートのフェリペ・マッサは改良されたクルマをテストできていない。『Autosprint（オートスプリント）』誌は「策略なんかじゃないよ、まだ新しいパーツの準備ができてないだけなんだ。今夜には届くよ。そういうことなんだ」と2日（水）の夜に語るマッサのコメントを伝えた。

苦戦の続くマッサは、たった1日のみだった自身のテストについても多くを語る事はなかった。

「クルマの事はよく分かっている。弱点も一緒さ」

「このテストでほかのチームがコンマ2～3秒縮めてくる事を考えると、僕らには大きな改善が必要だよ」とマッサは話していた。

マッサは、来週末のスペインGPで改良版のクルマが投入されても、他チームとの差を完全に埋めるのは現実的に難しいと考えている。

「それは楽観的すぎるよ」とドイツ紙『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』にマッサは語った。

また、『Gazzetta dello Sport（ガゼッタ・デロ・スポルト）』は、「明日フェルナンドが新しいものをいくつか試すけど、ほとんどはバルセロナから投入される」というマッサのコメントを報じている。

アロンソは改良パーツをテスト後、「近々はもちろん、もっと先の未来にも自信が持てたよ」とコメントしていた。