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開催契約を急ぐF1フランスGP

2012年05月02日(水)19:48 pm

フランス政府は、F1カレンダーへの復帰を急いでいるようだ。

F1の最高権威であるバーニー・エクレストンは、フランスのポール・リカールとベルギーのスパ・フランコルシャンの隔年交互開催を条件とした契約が合意間近であると明かしていた。しかし、契約合意の公式声明はいまだ発表されていない。

フランスのスポーツ大臣ダビド・ドゥイエは『Le Journal du Dimanche(ジュルナル・デュ・ディマンシュ)』紙の取材に対し、フランスGPが2013年のF1カレンダーに復帰する可能性は「90%だ」と語った。

「契約は弁護士間の話し合いの段階に入っている。2日(水)から4日(金)までに、エクレストン氏と会いにロンドンへ飛べればいいなと思っているよ」とドゥイエ大臣は語っている。

『Le Journal du Dimanche(ジュルナル・デュ・ディマンシュ)』紙は、ドゥイエ大臣が今週末のフランス大統領選の前に契約を締結したい考えを持っていると報じ、社会党の筆頭候補フランソワ・オランドがグランプリ開催に慎重な姿勢を示していることをその理由に挙げている。

ドゥイエ大臣によると、オランドがF1レース開催案を「葬り去る」可能性は「非常に高い」ようだ。

『Le Journal du Dimanche(ジュルナル・デュ・ディマンシュ)』紙は、フランスGP主催者とエクレストンは2,200万ユーロ(約23億3,500万円)のレース開催費について合意していると報じた。この2,200万ユーロは、当初の金額から数百万ユーロ減額された契約金となる。

さらにオランドは、「当初の予算に見合う額でなければ、契約に署名しない」とも話しており、「金銭的負担を負っていない州政府は、それでも借金の保証人になるのだ」と明かしている。

隔年交互開催のパートナーとされているベルギー側は沈黙を守っており、スパとフランスの交互開催報道自体を肯定も否定もしていない。

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