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ザウバー、チェルシーとのパートナーシップを発表

イングランドのプレミアリーグで戦う強豪サッカークラブ「チェルシーFC」が、ザウバーの新スポンサーになったことが発表された。

ザウバーは中国GPとバーレーンGPで、エンジンカバーに「Out of the blue」、「True blue」という「ティザー広告（情報を小出しにすることで、受け手の好奇心をあおる広告戦略）」を出しており、ザウバーの新スポンサーがどこなのか、パドックでもさまざまな憶測が流れていた。

報道されたうわさのなかには、2003年にチェルシーを買収したロシアの石油王ロマン・アブラモビッチが、チェルシーのプロモーションとしてスポンサー契約を結ぶのではないかというものもあったが、これが正しかったことになる。チェルシーのチームカラーは青で、｢The Blues（ブルーズ）」が愛称である。

ザウバーは30日（月）、「新たな画期的パートナーシップ」について次のように発表した。

「チェルシーFCの青いロゴをつけたC31（ザウバーの2012年型車）は、スペインGP（5月13日決勝）で初披露される」

ザウバーのチームCEOモニシャ・カルテンボーンも「F1とサッカーとがこのような形でパートナーシップを結ぶことは過去に例がありませんが、共通点は数え切れないほどあり、相乗効果が期待されます」と語っている。

声明によると、ザウバーのロゴも、チェルシーの試合で競技場の広告看板やインタビュー時に選手の後ろに立てられるつい立てなどに入れられるという。お互いに、「それぞれのスポーツの外に存在する重要なマーケット」に対してアピールしたい考えだ。