ザウバーでテクニカルディレクターとして技術部門を率いていたジェームス・キーが、フェラーリに加入するとのうわさがある。
イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』など複数のメディアは、苦戦の続いているフェラーリが、キーに興味を持っていると報じた。
キーは、ジョーダンへ加入してF1界へ足を踏み入れ、同チームがフォース・インディアに生まれ変わっても同チームに残留し、2010年にザウバーへ移籍していた。
今年速さを見せているザウバーの2012年型車C31の責任者を務めていたキー。評判の高い技術者だったが、今年初めにザウバーを去っている。当時は、市販車メーカーのロータスで、スポーツカーのプロジェクトを担当するといううわさだった。
しかし、ドイツの日刊紙『Bild(ビルト)』などの報道では、フェラーリがキーに興味を持っているという。ザウバーがフェラーリエンジンを搭載していることもあり、なじみのあるキーに白羽の矢が立ったようだ。
ところが、フェラーリの広報ルカ・コラジャンニは、キー加入のうわさについて聞かれると、3ヵ国語で「全くない!」とくり返した。