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エイドリアン・スーティル、ピレリのテストドライバーを選択肢に入れず

2012年04月26日(木)12:18 pm

昨年までフォース・インディアでドライバーを務めていたエイドリアン・スーティルが、ピレリのテストドライバーとなることは選択肢に加えていなかったと認めている。

29歳になるドイツ人ドライバーのスーティルは、2007年にF1デビューを果たして以来、2011年まではずっとF1のレギュラードライバーとしての地位を確立してきた。2011年に、ロータス・ルノーGP(現ロータス)の取締役エリック・ルクスに対する暴行容疑で法廷闘争に巻き込まれてしまっていた。

今年はF1シートを得ることができず、現在はどこにも所属をしていないスーティルだが、『Eurosport Deutschland(オイロシュポルト・ドイチュラント)』に対し、「今僕は待っているところだ」と語っている。

だが、なぜスーティルがF1の公式タイヤ供給メーカーであるピレリのテストドライバーに選ばれなかったのか、そして、どうして彼よりも経験の少ないハイメ・アルグエルスアリ(元トロ・ロッソ)が選ばれたのか、という疑問を持つ者も少なくない。これについてスーティルは次のように答えている。

「ピレリとの協業は実現しなかった。でも、彼らと直接連絡を取り合ったことは一度もないんだ。それは僕の選択肢にはなかったからね」

さらに、スーティルはF1チームでのテストドライバー、あるいはリザーブドライバーとしてのシートも探してはいなかった。これに関してスーティルは、「テストを行う機会がほとんどないということは、当然、あまり役に立たないからね」と主張している。

しかし、スーティルには現在なかなか結果が出せずに苦境に立たされているフェリペ・マッサに代わってフェラーリのシートを得るのではないかとのうわさもある。これについてスーティルは次のように続けた。

「もちろん、誰かうまくやれないドライバーがいたりしてシートが空くことを期待しなくてはならないよ。それが僕にとってのチャンスだからね。そうしたドライバーが交代させられてしまうのもF1の一部なんだ」

「僕の計画は、チャンスがあるかどうかを見守りながら待つことさ。もしも、そのようなチャンスがなければ、もちろんこれから先、2013年に何をするべきか真剣に考えなくてはならないけれどね」

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