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F1ボス、スペイン国内での交互開催を認める

2012年04月24日(火)12:50 pm

ヨーロッパを襲う不況から隔年交互開催がうわさされていたスペインGPとヨーロッパGPが、来年から1年ごとにスペインGPを交互開催する予定であることをF1の最高権威バーニー・エクレストンが認めた。

現在、スペインのバルセロナではスペインGPが、バレンシアではヨーロッパGPが開催されているため、スペインでは年に2回、F1が開催されている。

スペインが直面している経済的問題の解決には、ニュルブルクリンクとホッケンハイムリンクの2個所で隔年交互開催されているドイツGPと同様のスタイルへの移行がささやかれており、隔年交互開催にすることでF1のカレンダーに1つ空席ができるため、エクレストンもこの案を推していた。

「現状、特に不況のことを考えれば、交互開催が最良の選択だと思う」と、スペイン国内で年2回F1が開催されていることについて『El Pais(エル・パイス)』紙に尋ねられたエクレストンが語っている。

交互開催案への強力な推薦、またF1カレンダーに載る開催地がF1の本場ヨーロッパから極東、あるいは中東にシフトしていることについても、エクレストンは悪びれる様子もない。

「われわれが開催しているのは世界選手権だ。つまり、世界中で開催するべきなんだ。ヨーロッパ選手権ではないのだからね。遠征レースは喜ぶべきことだ」とエクレストンは語っている。

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