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F1フランスGP開催地にマニクールを推す元F1オーナー

2012年04月07日(土)11:06 am

フランスGP復活に向けた動きが決着に近づいているが、マニクールはまだ開催地争いから脱落してはいないようだ。

フランスのフランソワ・フィヨン首相はポール・リカール・サーキットを開催地として指名している。ポール・リカールはマルセイユ近郊のル・キャステレに位置するサーキットで、1990年までF1が開催されており、2002年にヘルマン・ティルケの設計で改修されて、現在はテスト専用サーキットとして有名である。

しかし、1991年から最後となる2008年までフランスGPが開催されていたのはマニクールだった。

マニクールがあるニエーベル地方のパトリス・ジョリー議長は先日、2013年の開催地について「ル・キャステレ(ポール・リカール)をひいきしている」とフィヨン首相を非難した。

議員は、マニクールには「こうしたイベントを開催するのに必要な施設・設備や専門的知識がそろっている」と述べている。

2013年のフランスGP開催地としてマニクールを支持しているのが、ギ・リジェだ。1996年までF1のチームオーナー兼チーム代表としてF1を戦っていた。リジェは現在81歳で、チームの本拠地はマニクールだった。1991年にフランスGP開催地がポール・リカールからマニクールに移ったのは、リジェの政治力によるものだったとも言われている。

リジェは「力になろうと努力している」とフランスのスポーツ紙『L’Equipe(レキップ)』に対してマニクール支持を認めた。

「友人としてだが、何度かバーニー(エクレストン)と電話で話したし、彼の助言も求めた。われわれは(マニクール)周辺の宿泊施設に関して話し合った」

「彼は私に、“ギ、君は内情をよく知っているだろう”と言った。バーニーは大統領選の結果が出るまでは何もサインしないのではないかと思う」

「私の感触を正直に言おう。マニクールの可能性は消えてない」とリジェは付け加えた。

フィヨン首相は、前回のフランス大統領選でサルコジ大統領の選挙参謀を務めた。任期満了に伴う今年の大統領選は、サルコジ大統領の苦戦が伝えられている。4月22日に投票が行われ、決選投票になった場合選挙結果が明らかになるのは5月10日である。

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