ロメ・グロジャン(ロータス)は、フランスGP復活を願っていると認めた。
フランスのポール・リカール・サーキットでの2013年グランプリ復活が期待される中、同国のフランソワ・フィヨン首相は30日(金)に、まだ交渉が続いている事を発表した。
フランス国籍を持つドライバーであるグロジャンは「開催される事になるよう、指をクロスさせているよ(西洋で期待をかけるジェスチャー)」とフランスのラジオ局『RMC Sport(RMCスポール)』に語った。
「フランスのモータースポーツ熱が再燃すると思う」と続けた。これは今シーズン3人のフランス人ドライバーがグランプリを戦っており、さらにフォース・インディアの控えドライバーとしてやはりフランス人のジュール・ビアンキが、レースデビュー控えている事を踏まえての発言だ。
「開幕2連戦はかなり好評だったし、加えてジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)が初めてのポイントを取ったからね」
「早くフランスでグランプリが開催出来るといいね」と続けた。
フランス人の元ドライバー、パトリック・タンベイは、フランスGPの開催は政治力に寄るところが大きいと考えているようだ。
「フランスGPは大統領選挙戦でも話題になるようになってしまった」
「2008年を最後にフランスGPがなくなってから、誰も何も言わなかったのに、今じゃホットな話題さ。なんとか開催させて欲しいという強い要望がある」
「開催が承認されて、カレンダーに予定が書き込まれるまでは何とも言えないがね」
ル・キャステレにあるポール・リカール・サーキットの運営者、クロード・サージュは、サーキットの準備は出来ると発言している。
「このサーキットはF1に使用できる認可を受けている。観客のための準備をしなくてはならない。モナコのような仮設スタンドとか、そういった類いの物だ。設置する場所はある」と語った。