フィアット・グループ・オートモービルズ・ジャパンは、「アバルト695トリブート・フェラーリ“トリブート・アル・ジャポーネ”」の受注を24日(土)より開始する。価格は609万5,000円。限定50台の販売となる。
これは、アバルトとフェラーリがコラボレーションし、アバルト500をベースに大幅なテクニカルチューニングを施したアバルト695トリブート・フェラーリの日本限定仕様車。ボディーカラーには日本限定色のパールホワイト「ビアンコ・フジ」を採用し、インテリアカラーはブラックになる。
アバルト695トリブート・フェラーリ最大の特徴である大幅なテクニカルチューニングにより、直列4気筒の1.4リッターターボエンジンは最高出力が180ps、最大トルクは25.5kgmまで高められた。また、ATモード付き5速シーケンシャルトランスミッション「アバルト・コンペティツィオーネ」や、レーシングスタイルのパドル式スイッチも採用した。
足回りでは、ハイパフォーマンスタイヤでグリップを高め、パワーの増強に合わせてサスペンションやブレーキシステムを強化。フロントにはブレンボ製4ポッドキャリパー(レッド仕上げ)とドリルドベンチレーテッドディスク、専用ダンパーを装着し、スポーティーな走りにおいても高い安全性を確保している。
また、エンジン性能を高め、3,000rpm以上で刺激的なサウンドを発生するエキゾーストシステム「レコード・モンツァ」を採用した。
エクステリアは、2ブランドのコラボレーションを示すスペシャルバッジがサイドビューを引き締め、ホイールはフェラーリのホイールをヒントに特別デザインされた専用17インチアロイホイール。ヘッドライトは、マニエッティ・マレリ・オートモーティブライティング製のバイキセノンヘッドライトで、あらゆる天候条件の下で効果的な照明を実現している。
シートは、カーボンファイバーによるシェルと、シートベースにブラックレザー仕上げを組み合わせた「アバルトコルサ by サベルト」を採用。標準シート比10kg減という軽さや、つぶれにくい発泡材を詰めた支持部材による横Gおよび前後Gに対する優れたホールド性に加え、快適性をもたらすエルゴノミクスを両立した。
内装については、トリコロールデザインのアクセントが加えられているブラックレザーのステアリングホイールや、フェラーリを思わせるイェーガー特製品のメーターパネルが室内の高級感を演出。さらに、フロアにも細心の注意を払い、フットウェル全体をノンスリップアルミニウムで覆うとともに、レーシングペダルには「スコルピオーネ」ロゴを施した。このほか、専用キックプレートや車両シリアルナンバープレートなど、細部にいたるまで特別感あふれる仕上がりになっている。