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ルイス・ハミルトン、他人の意見は気にしない

2012年03月16日(金)5:39 am

2008年のF1王者であるルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、他人の意見は気にしないと語った。

ハミルトンにとって、昨年は荒れたシーズンとなってしまった。サーキット内外でさまざまなトラブルを起こすとともに、レースにおいてもチームメイトのジェンソン・バトンにポイントランキング争いで敗れてしまうなど、いいところのない1年を送ってしまっていた。

数日前、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーが、2012年シーズンのチャンピオン争いについてのコメントしているが、ライバルとなるであろうドライバー候補のナンバー1にあげたのは、ハミルトンではなく、チームメートのバトンのほうだった。

さらにホーナーは、新シーズン開幕を直前に控えた今、ハミルトンのマクラーレンとの契約が今年いっぱいで満期を迎えることに触れ、イギリスの記者たちに「ルイスがわれわれのチームにいるということを想像するのは難しい」とも語っている。

そのハミルトンが、『BBC』に対して次のように語っている。

「そんなこと(ホーナーの発言)を聞いたのは初めてだよ。でも、そんなことちっとも気にならない。いろんな意見があるだろうし、誰もが自分の意見を言う権利を持っているからね。でもそのことで僕が煩わされるようなことはないよ。仕事をするときには、結局のところそんなことは全然関係ないんだ」

実際のところ、ハミルトンの言葉には自信が感じられる。ガールフレンドとも復縁し、ディディエ・コトンを新たなマネジャーに据えたことで、新しいシーズンに向けてリフレッシュできているようだ。

1996年にF1チャンピオンとなったデーモン・ヒルは、ハミルトンについて『Sun(サン)』へ次のように語っている。

「ルイスは神童だった。これが問題なんだ。まだ子供のころからドライバーとして育てられたら、どこかのタイミングで何かが壊れてしまうものだ」

また、かつてマクラーレンのドライバーであったデビッド・クルサードは、ハミルトンに対して、レッドブルがハミルトンに興味を持っていないとしても、そのことでやる気を損なうことのないよう求めている。

「ルイスが今後トップチームの要求を満たせないとは思わないね」と話したクルサードは、さらに次のように続けている。

「ルイスにはほかにどういう選択肢があるっていうんだい? メルセデスAMGが小切手帳の回りで手を振っているとは思わないよ。もしミハエル(シューマッハ/メルセデスAMG)とニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がF1で稼ぎ頭トップ4に入るとしたらきっと驚いただろう。それに競争力のあるクルマが欲しいものだし、もしマクラーレンがそれをルイスに与えることができれば、彼は多分(マクラーレンに)とどまるだろうね」

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