NEXT...F1開催スケジュール

ブルーノ・セナの母、HRTは「リスクの多いチーム」

2012年03月14日(水)5:57 am

ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)は2010年にヒスパニア・レーシング(現HRT)からF1デビューを果たしたが、ヒスパニアはセナにとって「リスクのあるチーム」だった。こう明かしているのは、セナの母親であるビビアーニだ。

偉大な元F1王者として知られている故アイルトン・セナの姉ビビアーニを母に持つブルーノは、昨年にロータス・ルノーGP(現ロータス)からレースに出場し、今年はウィリアムズへと移籍した。

「大切なことはチームがブルーノの能力を引き上げられる最高の環境を持っているか否かなの」とビビアーニは母国ブラジルのテレビ局『Globo(グローボ)』に当時の不満をぶちまけ、さらに続けた。

「その点、私はヒスパニアに対して不満を抱いていた。彼らには交換用の部品もなかったから、もし何かが壊れてしまっても、それが修理されるのは次のレース。いつ何が壊れるかも分からないのにね」

「間違いなくリスクの多いチームだったわ」

セナにとっては、今年が正念場であると考えているF1関係者が多い。2012年シーズンにセナは、自身が偉大な叔父アイルトンの単なる「影」に過ぎなかったという見方を覆さない限り、来季のシートの行方はいよいよ厳しくなってくると見られている。

これに対しビビアーニは「みんなアイルトンは勝者でチャンピオンっていう風に記憶しているけど、彼がそこにたどり着くまでにどれ位の時間が掛かったかということを記憶している人は、ほんのわずかみたいね」と話し、ブルーノには大きな可能性が秘められていると加えた。

「ブルーノは何もない状況から5年間でF1の世界にまで登りつめた。ずっとレース一筋で生きてきている人たちと比べるのは不公平だと思う」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック