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メルセデスAMGは「レッドブルより遅い」とボス

メルセデスAMGのチーム代表を務めるロス・ブラウンは、同チームの2012年型車がF1でトップに立つ日はまだ来ないと認めている。

「われわれはレッドブルよりも遅いんだ。もっと速く走らなければならない」と、ブラウンはドイツ誌『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』に淡々と語った。

先日、メルセデスAMGが2012年シーズンに狙うのはコンストラクターズ選手権の3位の座であり、現実的な目標としてタイトルを狙うのは2014年以降になると報道されていた。

「前向きな面を考えれば、われわれのクルマは信頼性が高く一歩ずつ前進している。しかし、まだ理想の形には到達していない」と語るブラウンは、2012年の目標として、タイトル争いをしているチームの真後ろでシーズンを終えることを挙げた。

「去年よりもひとつ上の、（チームランキング）3位だ。それよりも上の順位ならば、もちろん大歓迎だがね」

ブラウンは、メルセデスAMGの新車W03が攻め込んだ設計となっていることを認めつつ、「しかし、われわれが新たなレーシングカーを発明したわけではない」と話し、次のように続けた。

「レッドブルはしっかりとした基盤の上にクルマをつくれるというアドバンテージを持っているんだ」