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2012年F1、ピットレーンの制限速度が時速60kmに?

2012年03月01日(木)18:19 pm

2010年からレース中の給油が禁止されたものの、タイヤの選択やタイヤ交換のタイミング、ライバルたちとの駆け引きなどが混在し、依然として複雑なF1のピット戦略。そのレース戦略に2012年シーズンは大きなうねりが生まれる可能性が出てきた。F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が、ピットレーンでの制限速度を大幅に低下させることを検討しているというのだ。

『Autosprint(オートスプリント)』誌の最新号によると、オーストラリアGP(18日決勝)で幕を開ける2012年シーズンは、全レースにおけるピットレーンの制限速度が現在の時速100kmから60kmに引き下げられるとのことだ。

現行のルールでは、レース中のピットレーンの制限速度は時速100km。しかし、その制限速度は「FIAのF1安全管理者からの推薦がある場合、レースの審議員であるスチュワードの権限により改定されることもある」とも記されている。

『Autosprint(オートスプリント)』はFIA会長のジャン・トッドが、ル・マンやGT1、NASCAR(ナスカ―/アメリカの人気レースカテゴリー)などほかのレースシリーズのピットレーンにおける制限速度を調査し、今回の決断を下したと報じている。

このルール変更によって、これまでよりもピットインによるタイムロスが大幅に長くなる。加えてピレリがタイヤのコンパウンド(ゴム質)を全体的に昨年よりも軟らかくしたため、ピットストップの回数が増えることが予想されている。これらの要因によって今年のレース戦略に大きな影響が出るだろうと『Autosprint(オートスプリント)』は伝えた。

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