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マーク・ウェバー、2013年はトップチーム在籍か引退

2012年02月29日(水)20:33 pm

マーク・ウェバー(レッドブル)は、もし2013年にレッドブルやマクラーレン、フェラーリといったトップチームのシートを獲得できなかった場合、F1から引退すると周囲に伝えているようだ。

現在35歳のウェバーは、レッドブルの主要メンバーの中でただ一人、いまだに来季以降の契約を結んでいない。そのため、、レッドブルのドライバー育成部門責任者ヘルムート・マルコが、現在トロ・ロッソに所属するダニエル・リチャルド、ジャン・エリック・ベルニュのどちらかをウェバーの後任として2013年にレッドブルへ迎え入れることを望んでいるのではないかといううわさも出ていた。

トロ・ロッソとレッドブルは兄弟チームであり、関係者も将来のレッドブルドライバー候補にF1経験を積ませるのがトロ・ロッソの存在意義であると認めている。

そんな中、2年連続で不振に終わったフェリペ・マッサが今季限りでフェラーリを離れ、ウェバーがフェラーリ入りするといううわさまで出てきた。

「マッサがフェラーリを去る決意を固める。あるいはフェラーリがマッサを放出する決定を下す。もしこの様な事態になった場合にのみ、フェラーリのシートに空きが出る可能性がある」と1980年のF1王者アラン・ジョーンズは『GMM』に語っている。

だが、仮にレッドブルもフェラーリもウェバーに関心を寄せなかった場合、2013年に向けてのウェバーの選択肢が限られてくるのは明白だ。ウェバー自身は地元オーストラリアの『AAP』通信に対し、「競争力のあるチームが必要だ」と述べている。

さらにウェバーは、競争力の低いチームで下位争いをするつもりはないとコメント。上位チームでのシート確保ができなかった場合はF1引退の可能性もあると示唆しながら、次のように加えた。

「ハッキリしていることはこうだ。僕はこれまでのキャリアを通じて評価を勝ち取り続けてきた。だからその逆のこと、つまり自分のキャリアに傷を付けるようなことはやらない。上位で競争力を発揮するということが、僕のハングリー精神とモチベーションをたもつ上でとてつもなく大きな要因なんだ」

またF1の公式ウェブサイトによると、昨年の最終戦ブラジルGPを制したウェバーのハングリー精神は旺盛で、長身でただでさえ細身のウェバーが今シーズンに向けてさらに体重を減らしたとのことだ。これに関してウェバーは「そんなにガリガリって訳じゃないよ。ほんの数キロ落としただけだ」と減量を認めている。

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