デビッド・クルサードは、元チームメートであったキミ・ライコネンが今季F1に復帰する決断を下したことに、驚いたと認めている。
スコットランド出身のベテランドライバーであるクルサードは、7年前にマクラーレンでライコネンとチームメートの関係にあった。
そのクルサードが、ロシアの『Championat(カンピオナ)』に対し次のように語っている。
「ライコネンがF1に復帰するのではないかとのうわさがたち始めたときには、それは絶対にありえないと思っていた。彼はラリーでの競技を本当に楽しんでいると思っていたし、F1ドライバーとしてのキャリアは終わりにする決心をしたんだと思っていた」
しかし、そんなクルサードもライコネンの復帰を応援している、と次のように語っている。
「(ライコネンの復帰には)賛成だよ。でも他のドライバーたちはそれほど(その復帰を)簡単なものにはさせてくれないだろうね。6人のF1チャンピオンたち(※)に対して自分の能力を証明しようと向かってくるだろうからね」
クルサードはさらに、ライコネンが最高のドライバーのひとりであると、次のように続けている。
「去年、僕はキミ(ライコネン)とレッドブル・リンク(オーストリアにあるサーキット。元A1リンク)で一緒になったんだ。セバスチャン・ベッテルや他の何人かのドライバーたちと一緒にね。僕たちは一緒にいろんなクルマやバイクで競争したよ。そしてキミはその全てで速かった。彼は本当に持って生まれた才能に恵まれているよ」
(※)2012年のF1は、現チャンピオンであるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に加えて、マクラーレンのルイス・ハミルトンとジェンソン・バトン、フェラーリのフェルナンド・アロンソ、メルセデスAMGのミハエル・シューマッハ、そしてロータスのキミ・ライコネンという総勢6名に及ぶチャンピオンが争うシーズンとなる。