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新参チームの成功は不可能と元F1チャンピオン

過去4度F1チャンピオンの称号を手にしたことのあるアラン・プロストは、F1に新規参入してきたチームが、トップ5のチームを切り崩すことは絶対に不可能だと考えている。

プロストが差しているのは、小さなプライベートチームであるケーターハム（旧チーム・ロータス）、マルシャ（旧ヴァージン）、そしてかつてヒスパニアと呼ばれた現HRTのことだ。それらはいずれもホンダ、BMWそしてトヨタという大手自動車メーカーが撤退したことを受けて2010年シーズンからF1に新規参入してきたチームだ。

プロストもかつて1997年から2001年にかけて自身のチーム「プロスト・グランプリ」でF1に参戦した経験を持っている。しかし、財政的な問題を抱えるに至り、チームは2001年シーズン限りで姿を消している。

ロシアのウェブサイト『F1News』に、現在F1で後方に沈んでしまっているチームにどのようなアドバイスができるか、と問われたプロストは次のように答えている。

「正直に言わせてもらえば、今日のF1で彼らが競争力をもった存在になることは無理だ。不可能だよ。いくらか進歩することはできるだろう。でも、間違いなくすぐに次のような疑問が浮かぶに違いないよ。“彼らは何を目標にするんだ？”ってね。こういう新しいチームでトップ5に割り込むのは絶対に無理なことだよ」