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2012年F1、今季のタイトル争いは？

F1の2強とも言えるセバスチャン・ベッテル（レッドブル）とフェルナンド・アロンソ（フェラーリ）が、共に今季の王座争いに慎重な姿勢を見せている。

スペインで行われたテストの動向から、大方の予測は、レッドブルとマクラーレンがトップ、メルセデスAMGとロータスがこれまでフェラーリが堅持してきた「第3勢力」の位置に迫るというものだ。

しかしベッテルは、開幕戦まであと3週間もあることから次のような見解を示している。

「開幕はまだ先だよ。現時点では自分たちがどの位置にいるかなんてわからない。だから僕はまだ初戦についても、それからチャンピオン争いについても何も言いたくないんだ」

アロンソも同様の意見だ。

「2月の時点でシーズンの行方を予測するのは間違っているよ」

「僕の感想を述べるとするならば、今年のマシンはジュリエッタ（アルファロメオの車）より速いってことくらいかな」

「レッドブルはかなり強敵になりそうではあるけれど、実際に開幕戦を迎えるまでは何とも言えない」

一方でフィンランドの放送局『MTV3』によると、ジェンソン・バトン（マクラーレン）は次のようにコメントしている。

「レッドブルは去年のようにシーズン前半で大差をつけるような事はできないと思う」

「でもセバスチャン（ベッテル）は2連覇しているわけだし、（チャンピオンの）最有力候補だろうね」