ダビデ・リゴンは、フェラーリの今季控えドライバーではないようだ。リゴン本人が認めた。
フェラーリの控えドライバーだったジュール・ビアンキが今年からフォース・インディアの控えドライバーになり、フリー走行へ出走することになった。そのため、ビアンキに代わってフェラーリの控えドライバーになるのは、イタリア出身で25歳のリゴンであると当初は考えられていた。
実際に、フェラーリは先月、リゴンの「関係が深くなった」と明かしていたことから、リゴンの控えドライバー起用は確実かに思われた。
しかしその一方で、フェラーリがリゴンのことを、正ドライバーを務めているフェルナンド・アロンソやフェリペ・マッサに代わってグランプリでの作業を担当できる人材として見ていないとも言われていた。
リゴンはイタリアのウェブサイト『F1 Web』に対し、2012年はシミュレーターでの作業を担当すると語っている。
実際のコース上での作業がリゴンの役割に含まれているかどうかについて「分からない。チャンスがあればシーズン中に何度か経験したいと望んでいることは否定しないけれどね」とリゴンは答え、次のように続けた。
「僕はスクーデリア(フェラーリ)のために働ける状態にあるし、突然の要望にも応じられるよう準備を整えておかないといけない。けれど、今のところ僕はサードドライバーではないんだ」
1月には、フォース・インディアを放出されたエイドリアン・スーティルがフェラーリの控えになるとの報道もあった。