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レッドブル、ノーズに作った吸気口の目的は?

2012年02月07日(火)15:57 pm

レッドブルがノーズの段差部分に作った吸気口の目的について、F1界ではさまざまな憶測が出ている。

6日(月)に今季マシンRB8の画像を公開したレッドブルだが、ノーズに作られた段差部分に吸気口のようなすき間が作られているように見える。この吸気口の目的について、各メディアやF1関係者の間で、空力の鬼才とも言われるレッドブルのデザイナー、エイドリアン・ニューイがどんな仕掛けを作ってきたのか大きな話題になった。

イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』は、「KERS(運動エネルギー回生システム)のバッテリーを冷却する目的なのかもしれない」と報道。フィンランドのテレビ局『MTV3』も、冷却が目的だろうと推測するケーターハムの技術責任者マイク・ガスコインのコメントを伝えた。

その一方で、『O Estado de S.Paulo(オ・エスタド・ジ・サンパウロ)』の記者リビオ・オリッキオは、「まず頭に思い浮かんだのは、ディフューザーへ空気を流すことだった」と書いたものの、次のように加えている。

「いずれにしろ、エイドリアン・ニューイのユニークな処理が、去年のブロウンディフューザーほど決定的なものになることはないだろう」

一部には、2010年のF1で大きな話題となった、Fダクトのようなシステムなのではないかとのうわさも出ている。Fダクトとは、リアウイングの裏側に作られたすき間から空気を放出することで、一時的にウイングの効果を低下させ、直線でのスピードを向上させるシステムだった。

レッドブルのノーズに作られたすき間は、こういったシステムのために空気を取り入れるものではないかとの意見もあるが、今のところ、明確な答えは出ていない。

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