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マーク・ウェバーQ&A RB8発表会 その2

2012年02月07日(火)6:28 am

Q:新車RB8にはどんなことを望んでいますか?

ウェバー:僕たちがRB8に求めているのは、とても運転しやすいクルマであるということだ。エンジンサプライヤーのルノーはいい仕事をしてくれているけど、エンジン面も含めて、空力的にも、高速・中速・低速のあらゆるタイプのサーキットといかなる温度帯にも対応できるクルマが必要だ。

ウェバー:そして、確実にタイヤの性能を引き出せるクルマであって欲しい。そこが去年はどのチームにとっても大きな課題だったしね。でもタイヤに関してはおおむねいいんじゃないかな。みんなピレリタイヤがどんな反応をするのか知っているし、それ自体がもう古いニュースだ。

ウェバー:僕たちは前に進み続けなければいけない。去年に僕たちの快進撃の原動力となったブロウンディフューザーを装着していないこの新車を、可能な限り進化させなければならない。今年はそのブロウンディフューザーの使用が禁止されたから、去年のクルマと比べて失ったものを理解するためには、そこが重要な部分になるだろうね。

Q:ピレリは今年用意した各タイヤのパフォーマンスレベルを接近させたと言っていましたが、それはあなたにとって朗報ですか?

ウェバー:確かにピレリは今年用のタイヤに若干の変更を加えた。でも、それはけっこう前から分かっていたことだよ。去年1年丸々ピレリタイヤを使っていた訳だから、どのチームもドライバーも比較的早くタイヤの性能を引き出せるようになった。僕は数ヶ月から半年という期間について話しているんだ。あっと言う間に過ぎてしまうけど、それだけあれば、どのチームもタイヤを理解するし、僕たちはレースに専念するだけだ。

Q:厳しかった2011年の後に迎える2012年シーズンはいい仕事ができそうですか?

ウェバー:去年を振り返って思うんだけど、多くのスポーツマンやスポーツウーマンは、その場の状況で最高のパフォーマンスができなかったら、その時に戻って、やり直して、より良い仕事を果たしたいと思うものだ。過去数シーズンを通じて、僕たちの目標はすごく高くなっているけど、それは僕としても望むところだ。

ウェバー:とても充実した冬を過ごしたし、できる限り最高の状態でシーズンの開幕を迎えられるよう準備をしてきたから、開幕が待ち遠しいしレースをしたくてウズウズしているよ。それについてはいくらでも話せるけど、まずはサーキットへ行かないとね。

Q:最後に、F1から離れていた冬の間、何をしていましたか?

ウェバー:とても充実した休暇だったよ。ブラジルGPの後、ヨーロッパからオーストラリアに戻ってきて、いくつかレッドブル関連の仕事をしたんだけど楽しめた。(レッドブルのファクトリーがある)ミルトンキーズでデモ走行をやって、それからタスマニア・チャレンジに参加したんだ。見ていて楽しかったし、白熱のレースが繰り広げられていたよ。

ウェバー:そして、ようやく完全な“オフモード”に入ったんだ。ちょっとサーフィンをやったり、バイクに乗ったりして楽しんだよ。素晴らしい人たちと一緒に過ごせて本当に良かったし、しばらくの間F1から離れることも大好きだ。でも1月の中旬ごろから、ずっとクルマに乗りたくてウズウズしていたんだ。だから、再びF1の世界に戻って来るための完ぺきなバランスが取れていたんだ。

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