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マクラーレン、上級スタッフが新車のルール違反を懸念?

2012年02月04日(土)8:05 am

マクラーレンは、発表されたばかりである2012年型車MP4-27が技術規定に抵触するか否かのギリギリであることに上級スタッフが懸念を表したということを否定した。

そのスタッフは、マクラーレンが1日(水)に本拠地で新車MP4-27の発表を行う以前に、今年のマシンがルール違反ギリギリであることを懸念するような発言をしていたとのことだ。

インターネットによる新車発表会のライブ配信中に、チーム側が問題視しているその発言を含む場面があった。しかし、その場面は後に削除されている。

発表会見の後、メディア関係者はマクラーレンから「あの発言は的確ではない」という旨を強調する連絡を受けていた。

このエピソードにはドイツの『Bild(ビルト)』紙も注目し、同紙は「抗議がもみ消されようとしている? ということは、マクラーレンの新車はルールに違反している可能性があるということか?」と疑問を呈している。

「ライバルチームはへレスでマクラーレンの新車を注意深く観察するだろう」と『Bild(ビルト)』は書き、おそらく「排気系を隠すため」、MP4-27には「奇妙なコブ」が側面にあるとも述べている。

スペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』はその一方で、マクラーレンの新車は一見「革新的ではない」と指摘し、昨年話題を呼んだL字型のサイドポットは今年の新車には採用されず、平面的なデザインに変更されたことを引き合いに出し、去年よりも「退化している」と伝えた。

だが、注目が集まっていた新しい排気系は「とてもうまく隠されていた」とも『Marca(マルカ)』は書き、エンジンカバー後方の「おかしな膨らみ」の中に埋め込まれていたと報じている。

そして『Marca(マルカ)』は、「ライバルチームに開発のヒントを与えてしまうようなことを避けるための措置」として、車体後部に設置される空力部品、ディフューザーが「存在していない」MP4-27が発表会のために用意されていたと付け加えた。

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