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「カハ・マヒカ」に本部移転を望むHRT

2012年01月27日(金)12:56 pm

HRTは、チーム本部を「カハ・マヒカ」に移すために、マドリード市と協議を行っているようだ。

カハ・マヒカとはスペインのマドリードにある屋内競技場施設のことで、テニスのマドリード・オープンの開催場所であり、スペインのオリンピック委員会などがその施設を利用している。また、2011年まではレアル・マドリードのバスケットボールチームもそこを拠点としていた。ちなみに、カハ・マヒカ(Caja Magica)とは、スペイン語で「魔法の箱」を意味する言葉だ。

HRTはスペイン籍のチームとして登録されているものの、2010年にF1へのエントリーを開始して以来、過去2年間については前チーム代表であったコリン・コレスが所有するドイツのファクトリーが実質的な本拠地となっていた。コレスがチームを去り、かつてヒスパニア・レーシングと呼ばれていたHRTはさらにスペイン色を強めることで新しいフェーズへと足を進めようとしている。

マドリード地区の複数の当局者が、『Europa Press(エウロパ・プレス)』通信社に対し、HRTとの間で交渉が行われていると明かした。また、「HRTがマドリード市に対して、その本部をカハ・マヒカの一部に移転する件で接触をしてきた」ことを認める当局者のコメントも掲載している。

しかし、マドリードの広報担当官によると、「現時点ではまだ何も決まっていないし、いかなる事前合意書のようなものも締結されていない」という。

HRTは、今回の報道に対して、まだ何のコメントもしていない。

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