ルイス・ハミルトン(マクラーレン)はミュンヘンの裁判所に対し、来週行われる予定となっているエイドリアン・スーティル(元フォース・インディア)の暴行容疑の裁判に出廷し証言することができないと伝えた模様だ。
スーティルは昨年4月、ハミルトンの中国GP優勝を祝うパーティーにおいてロータス(当時ロータス・ルノーGP)の親会社であるジェニイ・キャピタルの役員エリック・ルクスに対して傷害行為をはたらいた容疑で告訴されており、来週に行われる裁判へハミルトンが出廷を求められていた。
スーティルが暴行した現場にハミルトンもいたため証人として出廷を求められたとみられているが、裁判所の広報担当官が先週、裁判の初日となる1月30日(月)にハミルトンが証人として出廷することは「義務」であるとコメントしていた。
しかし、『BBC』によれば、ハミルトンの顧問弁護士が裁判官に対し、ハミルトンとしては協力したいと考えているものの、マクラーレンが裁判のわずか2日後に2012年の新車発表会を予定しているため、裁判には出席できないと伝えたという。
その報道によれば、今後裁判の日程が変更されるか、もしくはハミルトンの出廷が免除される可能性もあるようだ。
『Telegraph(テレグラフ)』も、ハミルトンはミュンヘンの裁判所からまだ正式な出廷要請を受け取っていないが、ハミルトンの弁護士が先週にハミルトン出廷の報道が流れた後、裁判官に連絡を取ったと報じた。