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スペインのF1レース主催者、交互開催の交渉開始

F1ヨーロッパGPの開催地バレンシアとF1スペインGPの開催地バルセロナという、スペイン国内で行われる2つのレース主催者が、将来的な隔年交互開催に向けた「非公式の接触」を図っている。

『EP通信』および『EFE通信』によると、この情報は20日（金）にバレンシア州のホセ・シスカル副首相がもたらしたもののようだ。

19日（木）には、バレンシア州のアルベルト・ファブラ首相がその前週にF1の最高権威であるバーニー・エクレストンとロンドンで会ったことを認めており、会談の場で「これまでと異なる条件で」バレンシアでのグランプリ開催をカレンダーに残してもらえるよう依頼したという。

シスカル副首相によると、ファブラ首相はスペイン国内での「経済的難局」をエクレストンへ伝えると共に、「F1のような主要なイベント」が「より軽い負担で」できるようにならなければならないと話したようだ。

シスカル副首相は、「数週間以内に新たな情報が出てくる」とも明かしている。

一方のエクレストンはオーストリアの『Salzburger Nachrichten（ザルツブルガー・ナッハリヒテン）』紙に「バルセロナとバレンシアに交互開催の話を持ちかけたが、彼らは話し合いに興味を示さなかったんだ」と語り、次のように続けている。

「スペインで2戦を開催するべきではないね」