F1復帰後初のテストを終えたキミ・ライコネン(ロータス)が、F1に慣れるには少し時間が必要だと語った。
2007年のF1チャンピオンであるライコネンは、2009年にF1を引退後、WRC(世界ラリー選手権)などで戦ってきた。しかし、今季はロータスへ加入してF1へ復帰。2月7日(火)から始まる1回目の公式テストを前に、23日(月)からテストを行った。
現在のF1では、コスト削減などの理由からサーキットを実走するテストが厳しく制限されているため、ライコネンがテストに使用したのは2年前のマシンとデモ走行用のタイヤ。そのため、タイムは参考にならないとして、ロータスがライコネンのラップタイムを発表することはなかった。
また『Autosport(オートスポーツ)』によると、復帰後初のテストを終えたライコネンは、『Sky Sports News(スカイ・スポーツ・ニュース)』へ次のように語っていたようだ。
「またクルマに乗れて良かったよ。最後に走ってからはかなり時間が過ぎていたから、もちろん慣れるには時間がかかる。だけどドライビング、ブレーキング、コーナリングといった主要なことは時間がかからない。当然、チームやタイヤについて学習し始めるには時間が必要だけどね」
ライコネンは24日(火)にもテストを実施。その後、2月5日(日)にロータスが2012年型のマシンを発表し、2月7日からスペインのヘレスで始まる公式テストでは、新車の初テストを担当する予定だ。