NEXT...F1開催スケジュール

WRC開幕戦ラリー・モンテカルロ、セバスチャン・ローブが優勝

2012年01月23日(月)16:35 pm

今季WRC(世界ラリー選手権)の開幕戦ラリー・モンテカルロは22日(日)、最終日が行われ、シトロエンのセバスチャン・ローブが優勝した。以下、プジョー・シトロエン・ジャポンのプレスリリースより。

第80回を迎えたモンテカルロラリーは、モナコ公国にてセバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組の6度目の優勝で終了しました。

8回の世界チャンピオンを経験しているローブとエレナは、最終パワーステージ優勝の3ポイントのボーナスもプラスして、終始ラリーをリードしてエンジョイしました。ミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レティネン組は、最終パワーステージでも激走して2ポイントを稼ぎ、4位でラリーを終了しました。結果、シトロエン・トタル・ワールド・ラリーチームは、マニュファクチャラーズ選手権でもリードを取りました。

4日間の長い戦いの後に最終日を迎えたラリー・モンテカルロは、WRC(世界ラリー選手権)史上最短の5.16Km で、サンテ・アニェとマドヌ峠間をわずか3分30秒以下で上位3台のWRカーが走り切る闘いでした。タイムコントロールでセバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組は、新記録の最速タイムを出し、ドライバーズ選手権で3ポイントも追加出来たことを喜びました。

「僕はここを全開で行くことを決めていたんだ。だって、ここのポイントが今年のドライバーズ選手権争いに絶対関係してくるからね」と、説明しています。

「ポイント争いとは別に、コース脇には多くのファンが僕を応援してくれていたからとてもうれしかったね。僕もファンのために勝ちたかった。2位とは大きな差が開いたけど、ここでの優勝は楽ではなかったよ。僕らはすべての状況をよく判断してより良いタイヤ選択をした結果なんだ。チームのメカニックたちやミシュランタイヤのおかげさ。初めての長距離WRCで僕らは5種類のタイヤから状況にあったタイヤを選択ができた。シトロエンDS3WRCも夢の様によく働いてくれたしね。僕もラリーを気持ちスタート出来たし、ずっといいリズムで走れた。とてもいいシーズンスタートだったよ」。

パワーステージ2位のミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レティネン組は、初のシトロエン・トタル・ワールド・ラリーチームで4位の結果を残しました。「僕にとってはニューカーで初ラリーだったから簡単ではなかったけど、結果には満足してるよ」と語ります。

「2日間の雪はとても難しかったけど、ターマックになると快調で良いタイムも出すことができた。気を楽にして、ミスをしないように走って何ポイントか取ってフィニッシュできればいいと思ってた。それを成し遂げたんだ。もう、一日も早くスウェーデンを走りたいよ」。

シトロエンチームに入って初ラリーのヒルボネンについて、イブ・マットンは彼の走りを称賛しました。「シーズンスタートを積極的に攻めて伝統のモンテカルロラリーを勝利することができて素晴らしい。重要な要素のひとつはタイヤ選択だ。優秀なわれわれのエンジニアたちの緻密(ちみつ)な状況分析の結果が正しいタイヤ選択を導いた。ローブは、この助けによって完ぺきなレース運びができた。ヒルボネンもわれわれが期待した良い順位でラリーを終わってくれた。彼は徐々に車に慣れてきて、3つのSSトップタイムも出してくれた。彼は自分のタイムを自覚し彼のプロフェッショナリズムを示してくれたよ」。

シトロエンCEOのフレデリック・バンゼは、「素晴らしい結果だ。もう一度言おう、私は素晴らしいチームに感激しています。チーム全員が素晴らしい働きをしてくれたし、ヒルボネンもレティネンもシトロエンチームにうまく融合してくれた。シトロエンチームの進撃が開始された!」と称賛しました。

次回のWRCは、2月9日~12日にスウェーデンで開催されます。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック