トヨタが今年のル・マン24時間で、元トロ・ロッソのセバスチャン・ブエミを起用すると海外メディアが報じた。
トヨタは、今年から発足するWEC(世界耐久選手権)への参戦を発表。シリーズに組み込まれるル・マン24時間を含めた数戦のプロトタイプLMP1クラスへ、ハイブリッドシステムを搭載したマシンで参戦する。
ブエミは昨年までトロ・ロッソでドライバーを務めていたが、昨年いっぱいで同チームのシートを喪失。今年は、兄弟チームであるレッドブルとトロ・ロッソでテスト兼リザーブドライバーを務めることが決まっている。
トヨタはすでに、元F1ドライバーの中嶋一貴、ル・マン24時間の優勝経験もあるアレキサンダー・ブルツ、耐久レースでの経験が豊富なニコラス・ラピエールをドライバーに起用すると発表していた。しかし、ブエミと親しいロジャー・ブノワがF1記者を務める『Blick(ブリック)』紙は、トヨタが近日中にブエミ起用を発表すると報じた。
なお、ブエミの祖父は、1960年代にル・マン24時間を走っていたようだ。
「フランスからの情報によると、日本企業(トヨタ)は1月23日(月)にチーム体制を発表する」と『Blick(ブリック)』の報道には書かれていた。
トヨタは、24日(火)からフランスのポール・リカール・サーキットでル・マン24時間参戦マシンをお披露目し、翌日からテストを行う予定だ。