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フェラーリ、2度目のクラッシュテストに合格

2012年01月16日(月)20:36 pm

複数のメディアが伝えるところによれば、フェラーリの2012年仕様車が2度目のクラッシュテストで無事に合格したという。

各F1チームは、2012年からシーズン前の公式テスト開始以前にF1を統括するFIA(国際自動車連盟)によるクラッシュテスト(衝突試験)を受け、それに合格することが求められている。「663」という暗号名で呼ばれるフェラーリの2012年仕様の新車がその最初のテストで不合格となり、再びテストを受ける必要があるということが明らかとなっていた。

情報源が伝えるところによると、フェラーリの新車のモノコックは2011年のものよりもさらに軽くなっており、横からの衝撃テストに向けてカーボンシートをさらに追加することによって補強されているという。

そして、『AS』や『Marca(マルカ)』を含むスペインのメディアは、イタリア情報筋の話として、フェラーリの2度目のクラッシュテストは合格だったと伝えている。

その情報源によれば、フェラーリの新車に施された補強によるラップタイムへの影響は“ほとんど影響しない”レベルだという。

今回の合格により、フェラーリは2月7日(火)からスペインのヘレス・サーキットで行われる予定のシーズン前公式テストにおいて無事に新車をデビューさせることができることになる。

その新車については、 “ドルフィン・ノーズ(※)”式の“革命的”な形状をしているという未確認情報があると『Marca(マルカ)』が伝えている。

フェラーリでは、ヘレスでの公式テストでまずフェリペ・マッサが最初に新車のテストを行い、その後3日目(9日)と4日目(10日)にはフェルナンド・アロンソがその役目を引き継ぐであろうとみられている。そして、2月21日(火)からカタルーニャ・サーキットで行われるバルセロナテストにおいても、フェラーリの2人のドライバーに対して公平にテスト時間が与えられるだろうと『Marca(マルカ)』が付け加えている。

※ドルフィン・ノーズとはイルカの頭部に似た形状のノーズを指す。F1ではかつてティレルが1990年にそのような独特のノーズ形状をもったクルマを登場させ、そのときにこの“ドルフィン・ノーズ”という言葉が初めて使われた。

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