2013年にフランスGPがF1カレンダーに復帰すれば、会場となるポール・リカール・サーキットには7万人以上の観衆が詰め掛けることになるかもしれない。
これは、ポール・リカールの責任者であるステパン・クレアの意見だ。しかし、フランスのフランソワ・フィヨン首相は、ベルギーのスパ・フランコルシャンとの交互開催でフランスGPをカレンダーに復帰させる計画の承認を渋っているとの情報もある。
ハイテクのテストサーキットとして知られるポール・リカールでのフランスGP開催は以前にも取りざたされていたが、現在の施設では数千人を越えるVIPゲストに対応できないとして却下されていた。
しかし、クレアは『AFP通信』に「公的および私的なパートナーから資金を得ることにより、魅力的な価格で観客を集められる素晴らしいイベントになるはずだ」と語っている。
クレアによると、この計画にはポール・リカール・サーキットの観客席を5万人分増設することも含まれており、さらに「昔と同じように」丘の上から2~3万人の観客がレースを観戦できるようになる模様だ。
計画、承認、環境対応などの要件を満たすためには「2012年の第一四半期中に」動き始めなくてはならないとクレアは語っている。