フェラーリは今週、毎年恒例のスキーイベントをイタリアのマドンナ・ディ・カンピリオで開催し、関係者が一堂に会している。
現地ドロミーティからもたらされた第一報は、メルセデスのスティーブ・クラークがフェラーリへ移籍したようだ、というものだった。
イギリス出身のクラークはブラックリーに拠点を置くメルセデスAMG(メルセデスGP)でシニア・テクニカル・アドバイザーとして尊敬を集めていた。
イタリアの『Autosprint(アウトスプリント)』誌は、「Wrooom」と呼ばれるこのスキーイベントの場でフェラーリチーム代表のステファノ・ドメニカリがクラークの移籍を発表すると伝えている。
また、スペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』によると、42歳のクラークはフェラーリを解雇されたクリス・ダイヤーの後任として、フェラーリのレースエンジニアの2人、つまりアンドレア・ステラ(フェルナンド・アロンソのエンジニア)とロブ・スメドリー(フェリペ・マッサのエンジニア)を統括する役割を担うことになるようだ。
クラークはフェラーリのテクニカル・ディレクターとなったパット・フライとマクラーレン時代に同僚として働いていた経験がある。