2011年シーズン後にトロ・ロッソのシートを失ったセバスチャン・ブエミ。今月5日(木)に、2012年シーズンはレッドブルの控えドライバーとなることが正式に発表された。
ブエミは2009年にF1デビュー以来、3年間にわたってレッドブルの姉妹チームであり、ルーキー育成の場として位置づけられているトロ・ロッソでレースに臨んできていたが、そのトロ・ロッソについては何も語られていなかった。
しかし、レッドブルと同時にトロ・ロッソの控えドライバーの地位もブエミが、保有することがこのほど明らかとなった。
トロ・ロッソは、もしブエミの後任となったジャン・エリック・ベルニュとダニエル・リチャルドの2人が20戦に及ぶ2012年シーズンを戦い抜くのにふさわしくないと判断された場合には、ブエミを再びレース復帰させる可能性があることを認める次のようなコメントを出している。
「ブエミにとってはレッドブルが最優先のチームではあるが、もし何らかの理由により、トロ・ロッソがグランプリを戦う上でドライバーに不足があると判断した場合には、セバスチャン(ブエミ)がわれわれのクルマのコクピットにおさまることもあるだろう」