NEXT...F1開催スケジュール

パストール・マルドナード、デビューシーズンを振り返る

2012年01月01日(日)1:42 am

パストール・マルドナード(ウィリアムズ)は、2012年が2011年よりも良いシーズンになると信じているようだ。

2010年のGP2(F1への登竜門とも言われている、F1直下のレースカテゴリー)を制したベネズエラ出身のマルドナードは、母国からの資金援助も得て2011年シーズンにF1デビューを果たした。マルドナードが獲得したポイントは1ポイントだったが、開幕当初から競争力に欠けていたウィリアムズがチーム全体で獲得した通算ポイントもわずか5ポイントであった。

マルドナードは2012年もウィリアムズに残留することがすでに発表されており、2011年シーズンを次のように振り返っている。

「僕はチームを信じている。今年(2011年)よりも悪い状況になるってことはあり得ないことだからね。おそらく、2011年のウィリアムズは新人が入るには最悪と言ってもいい位置だったんじゃないかな? 何をやってもうまく機能しなかったんだ。特に多くのことを学ばなくちゃいけないデビューシーズンということを考えるとなおさらだよ。そんな中でも僕はルーベンス(ルーベンス・バリチェロ/ウィリアムズ)と比べても、頑張ったと思う。まさに学習のための1年だったよ」と、マルドナードはブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に語っている。

ウィリアムズにとって2011年は確かに最悪と言ってもいいシーズンだった。ウィリアムズよりもひとつ上の順位のトロ・ロッソには36ポイントの大差をつけられ、同時にウィリアムズよりも獲得ポイント数が少なかったのは、2010年からF1に参戦しているチーム・ロータス、ヴァージン、HRTの3チームのみだった。

マルドナードは2012年シーズンに向けて、「僕たちは必ず進歩してみせる。チーム全体で成長するために懸命に作業をしているよ」と述べた。

2012年のウィリアムズの大きな変更点として挙げられるのが、新たなテクニカル・ディレクターにマイク・コフランを迎えたことだ。そのコフランは以前はマクラーレンでチーフ・デザイナーとして活躍していたが、数年前シーズン中に“違法行為”が発覚し、F1での活動から遠ざかっていた。

コフランはこれまで長年にわたってウィリアムズのテクニカル・ディレクターを務めてきたサム・マイケルに替わって、技術部門を率いていくことになる。2012年シーズン、そのコフランが手掛けたクルマを操るマルドナードは「もっと競争力のある、良いクルマになることを願っているよ。そうすればより上の順位でポイントを賭けて戦うことができるからね」と期待を込めた。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック