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ラスベガスやカタールが加わる来年のF1カレンダーから外れるのは?

2022年04月02日(土)11:29 am

2022年のF1はまだ2レースを終えたところだが、すでに2023年のF1カレンダーがどのようなものになるのかについて関心が高まってきている。

F1は今週、2023年からアメリカのラスベガスで新たなF1グランプリを開催することを発表。伝えられるところによれば、ラスベガス・ストリップと呼ばれるエリアに設けられるストリート・サーキットで、通常の日曜日ではなく、土曜日の夜にナイトレースとして決勝が行われることになるという。

一方、2023年にはカタールもF1カレンダーに加わり、以後10年間にわたってグランプリが開催されることになっている。また、新型コロナウイルスの影響で今年は中止となったものの、上海で開催される中国GPも来年はカレンダーに復帰することが決まっている。

当初全23戦がカレンダーに組み込まれていた今年は、仮にキャンセルされたロシアGPの代替開催ができないとしても全部で22戦が開催されることになる。来年、それに上記の3つのグランプリがプラスされることになれば、それだけで年間25戦ということになる。

現在F1、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)、各F1チームが結んでいるコンコルド協定と呼ばれる参戦契約では年間25戦まで行うことができることになっており、その上限に達してしまうことになる。

だが、実際のところ、年間レーススケジュールや、レース週末フォーマットの大幅な見直しがなければ、25戦の開催というのは不可能だというのがF1関係者大方の見方だ。

そうであれば、少なくとも2023年には今年のカレンダーに載っているレースのうちいくつかを外すしかないということになりそうだ。

こうした中、噂によれば、人気のあるサーキットとして知られるスパ・フランコルシャンでのベルギーGP、ポール・リカール・サーキットでのフランスGP、さらには世界3大自動車レースのひとつに数えられるモナコGPなどがカレンダーから抜け落ちる可能性もあると考えられているようだ。

しかし、モナコはF1を象徴する伝統レースのひとつであることから2023年のカレンダーから外される可能性はそれほど大きくはないと思われる。しかし、フランスGP、ベルギーGP、そしてオランダGPやメキシコGPは今年で現在の開催契約が満期を迎えることもあり、来年以降もカレンダーに残ることができるかどうかは微妙な状況かもしれない。

ちなみに、鈴鹿サーキットで行われる日本GPの開催契約は2024年までとなっている。

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