予選日は爆発はなかったものの、サウジアラビアをF1カレンダーに加えるべきかどうかという議論は、今後も続いていくだろう。
●【2022F1第2戦サウジアラビアGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
■サウジアラビアがF1に脅し?
金曜日の攻撃後、フォトグラファーの長いカメラレンズが捉えたミサイルとドローンの数は最終的に16機だった。パドックでささやかれている噂は、サウジアラビア政府は、レースを中止することは、走り続けることよりも大きな問題を引き起こすと警告していた、というものだ。
スイスの新聞『Blick』のベテラン・ジャーナリスト、ロジャー・ブノワは、「出国禁止、車の没収という脅しまであったのだろうか」と疑問を投げかける。
「チームのボスたちはこの話についてコメントも確認もしたがらなかったが、F1が金食い虫の会社になっていることはもはや疑いようがない」
■全員帰宅したがっていた
チームの代表者たちがレースや政府関係者とレース継続に当初合意した後、20人のドライバーは別々に会合を持った。情報筋によると、実は彼らは全員一致で帰宅を希望していたという。
イタリアの『La Gazzetta dello Sport』は、ルイス・ハミルトン、ジョージ・ラッセル、フェルナンド・アロンソ、ピエール・ガスリー、ランス・ストロールの少なくとも5人がボイコット運動を主導していると報じている。
■ボッタスは継続した話し合いを提案
一方、アルファロメオのバルテリ・ボッタスは、サウジアラビアについての話し合いは、日曜日のレース後にF1がサウジアラビアを離れた後も続ける必要があると述べている。
ボッタスは「関係者は自分たちの意見を述べ、最も安全な選択肢はレースを続けることだと約束した」と『Viaplay』に語った。
「今後、どのような場所に行くかは考えなければならない。ここがすべて安定しているとは限らない」
「でも、僕は政治家じゃないんだ。レースをしろと言われたら、レースをするんだ」
■ガスリー、政治的秘密を示唆
一方、フランス人のガスリーは、自分がドライバーの中で最も強い声の持ち主であることを否定せず、『RTBF』の取材に対して「ある政治的な秘密を明かすのは僕の役目ではない」と主張した。