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今週末のF1開幕戦バーレーンGPで各チームの序列が明らかに 優勝争いはレッドブルとフェラーリ?

2022年03月16日(水)5:14 am

いよいよ今週末には2022年のF1開幕戦であるバーレーンGP(20日決勝)を迎えることになる。そして、少なくともシーズン序盤の各チームの序列がこのレースで明らかになるだろう。

2022年のF1タイトル争いに加わってくるのは間違いないと考えられているフェラーリのカルロス・サインツは、微笑みを浮かべながら次のように語った。

「もう何か月も待ったんだし、結論がでるまでもうあと1週間待てばいいだけだよ」

ここまでの分析によれば、イタリアの名門F1チームであるフェラーリは、2021年のF1チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンを擁するレッドブルと拮抗しており、この2チームは昨年のコンストラクターズチャンピオンであるメルセデスにコンマ5秒の差をつけていると考えられているようだ。

アルピーヌのスポーティングディレクターを務めるアラン・パーメインは、これに関して次のように語っている。

「最も役立つ指標はレース距離なんだ。タイヤ交換をしながら50周すれば、多かれ少なかれ、搭載していた燃料の量がわかるからね」

「そして、ハース、アストンマーチン、アルファタウリ、そしてアルファロメオまでもが同じゾーンにいるようだ」

「誰もがフェラーリは速いと見ている。彼らが非常に少ない燃料で走っていたのではなければね。だが、私はそれには疑問を持っている。それは彼らのスタイルではないからね」

また、あるトップチームの首脳がレッドブルの2022年型F1マシンは「圧倒的に速い」と語ったと伝えられているが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは先週バーレーンで行われたプレシーズンテストに言及しながら次のように語っている。

「我々は今回のアップデートで、少なくともフェラーリと同じレベルにまで引き上げることができたよ」

一方、フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは次のようにコメントしている。

「レッドブルには非常に強力なマシンがある。だが、メルセデスを忘れてはならないよ」

「彼らは昨年も抱えていた問題を解決したが、それと同じようにバウンシング(マシンが上下に振動するポーポイズ現象)の問題も解決するだろう。私はそう期待している」

フェラーリのGPSデータ解析によれば、メルセデスF1マシンは低速コーナーでは最速であり、そして、ポーポイズ現象が起こるストレートではエンジンパワーが抑えられていたのだという。

ビノットは次のように続けた。

「私の感触では、全チームが非常に接近してくると思う」

「最初のレースではそうならないかもしれないが、遅くとも3レースか4レース後にはそうなってくると思うよ」

こうした中、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、実際にシーズンが開幕すれば、しばらくの間FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)はF1チームがライバルのレギュレーション違反を指摘し合うことへの対応に追われることになると考えている。

「ひとつかふたつ抗議が行われることが想像できるよ」

母国ドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュランド)』にそう語ったラルフ・シューマッハは次のように付け加えた。

「1000人のエンジニアがマシンに取り組んでおり、FIAには12人の専門家がいる。だが、それがF1というものなんだ。ワクワクするね」

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