フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が、レーシングドライバーのマネジメント会社を設立することにしたようだ。
2005年と2006年にルノーでF1チャンピオンとなったアロンソだが、すでに地元スペインのアストゥリアスでカートサーキットやミュージアムを運営するとともに、若いカートドライバーの育成にも取り組んでいる。
そのアロンソがこのほど、母国スペインのメディアに対し、「A14マネジメント」という組織を立ち上げると語った。
この「A14マネジメント」は、体力トレーニング、意思決定、財務管理に関するアドバイスなど、ドライバーの「目標達成」を支援するためのマネジメント会社だという。
40歳のアロンソは、これに関して次のように語った。
「その目的は、少人数のドライバーを選び、モータースポーツで豊富な経験を持つ最高のチームのサポートのもと、目標を達成するための本質的な価値を彼らに植え付けることなんだ」
この発表に際して、アルピーヌが2022年以降に向けて展開することになる戦略『エルプラン(El Plan)』が目標から大きく遅れているのではないかと報じられていることについて尋ねられたアロンソは次のように答えている。
「いい年になるはずだよ。エルプランの一部は、少しワクワク感を得ることなんだ。それはかなり欠けているけれどね」
「パンデミックを経験し、そして最近のウクライナの状況を見ていると、僕たちは今あるもので幸せに生きていくことを学ばなければならないんだ」
アロンソはそう語ると、次のように付け加えた。
「今を幸せに生きるために学ぶこと。それがエルプランなんだ」