レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、現時点において自分たちがフェラーリより劣っているようなことはないと主張した。
マルコも、レッドブルの2022年型F1マシンがかなり重いことを認めており、その問題をどうクリアするかが現時点での課題となっていることは隠していない。
マルコはさらに、先週バルセロナで行われた今年1回目のプレシーズンテストを終えた時点での“最初の分析”においては、フェラーリがメルセデスやレッドブルとのトップ争いに加わってくるだろうと考えていることも認めている。
マルコによれば、エンジンパワーに限って言えば、現時点ではフェラーリがトップクラスにあるという。
実際のところ、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがバルセロナでステアリングを握ったレッドブルの2022年型マシンは、タイム的にも信頼性の面でもフェラーリに対して後れをとっているように見えたのは事実だ。
だが、マルコは、レッドブルの2022年型マシン『RB18』は「パフォーマンスと走行距離の両面で満足できるものだった」と語り、フェルスタッペンもペレスも「マシンに乗り込んだら、ああ、いい感じだ」と言っていたと主張している。
「まだ弱点はある。だが、それらは比較的小さな技術的努力で修正可能だと考えられている」
「第一印象は非常によいものだったよ」
そう続けたマルコは、2022年シーズン序盤がどのような展開となるのか、おおよそ見当はついていると次のように付け加えた。
「我々がほかのチームよりも多くの燃料を使って作業したことは間違いないよ。だから、我々がメルセデスに速さで劣ってはいないと思っている。そして、我々はフェラーリよりわずかに勝っていると思うよ」