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ミック・シューマッハ「フェラーリが僕の助けを必要とするならその準備はできている」

2022年02月04日(金)5:29 am

2年目のF1シーズンを迎えることになるミック・シューマッハ(ハース)の今年の目標は、コンスタントに予選Q2に進出し、ポイントを獲得することだ。

7回F1王者となったミハエル・シューマッハの息子である22歳のミックは、オフシーズンの大半を妹のジーナと共にテキサス州にあるシューマッハ家所有の牧場で過ごしたという。

「新しいシーズンへの準備はできているし、明日からでも始めたいところだよ」

母国ドイツの『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュランド)』にそう語ったシューマッハは、同じドイツ出身の先輩ドライバーであるセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)の名前を出しながら次のように続けた。

「セバスチャンと僕はレース・オブ・チャンピオンズを楽しみにしているんだ。彼は練習しないけれど、僕はすることにしている。だから、いい結果が出せるかどうか楽しみだよ」

「でも、一番大事なのは楽しむことさ」

しかし、もちろんシューマッハが完全に焦点を合わせているのは2年目のF1シーズンだ。フェラーリエンジンを搭載するハースは昨年はほかのどのチームよりも長い時間をかけて新たな技術レギュレーションが導入される2022年型F1マシン開発に取り組んできていた。

「もうすぐ完成したマシンを見ることになるし、バルセロナでそれをテストできるよう期待しているよ」

「僕も毎日チームと連絡を取り合い、新車の進捗状況や、どうすれば差を縮められるかについて話し合ったんだ。僕の考えでは、すでに期待できそうなポジティブなことがたくさんあるよ」

「サーキットでどうなるかは様子を見ることになるけれど、誰もがご機嫌に見えるよ。僕らのチームには大きな変化はなかった。何人かのメカニックが去り、何人かの新しいメカニックがやってきたけれどね。だけど、僕のレースエンジニアを務めるゲイリー・ギャノンは同じだよ」

シューマッハは、2022年のマシンは2021年のものよりも「神経質」になり、ドライバーには「スタイルの変更」が求められることになるだろうと予想している。

「だけど、僕はご機嫌だよ。F2でも13インチから18インチにタイヤが変わったとき(2020年)のことを覚えているし、F1はもちろん違うけれど、それによってどういうことが予想できるかということはわかっているよ」

「たびたび予選Q2に進むことができ、ポイントを獲得できればうれしいだろうね。それが僕の個人的な目標だし、チームの目標とも一致しているよ」

「レギュレーション変更によってどういう展開になるのかは誰にもわからない。だけど、僕たちはかなり早くからマシンを作り始めていたから、それがほかのチームより少しアドバンテージになることを願っているよ」

シューマッハは今年、ハースでレース活動を行う一方、フェラーリのリザーブドライバーも兼務することになっている。昨年までアルファロメオで走っていたアントニオ・ジョビナッツィも今年はフォーミュラEに参戦しながらフェラーリのリザーブドライバーを務めることになっており、F1とフォーミュラEの日程が重なる週末はシューマッハが、それ以外のレースではジョビナッツィがリザーブドライバーとしてサーキットに帯同することになるようだ。

フェラーリでの新たな役割について尋ねられると、シューマッハは次のように答えた。

「いつかフェラーリに乗れたらうれしいけど、今はハースに集中しているよ」

「でも、フェラーリが僕の助けを必要とするならば、その準備はできている」

「僕の目標は、ハースで進歩を遂げ、そして将来に目を向けることなんだ。もし、ここで成功できれば、おそらく次の年はすべてが自分の思うように進んでいくんじゃないかな」

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