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昨年のF1最終戦アブダビGPファイナルラップで大金を損していたバルテリ・ボッタス

2022年01月27日(木)19:20 pm

2022年からアルファロメオで走ることになるバルテリ・ボッタスが、昨年までメルセデスでチームメートとして一緒に戦っていたルイス・ハミルトンが2021年のF1ドライバーズタイトル争いに敗れたことで、自分にも大きな金銭的損失があったと認めた。

昨年もコンストラクターズタイトルはメルセデスが獲得したが、もしもドライバーズタイトルも獲得できていたら、ボッタスも、ほかのチームスタッフたちも、もっと多額のボーナスを受け取れていたはずだった。

そのことを尋ねられたボッタスは、「その通りだよ」と微笑みを浮かべながら答えると、ハミルトンがファイナルラップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に逆転を許してしまった昨年のF1最終戦アブダビGP決勝に言及しながら次のように付け加えた。

「ファイナルラップが高くついたね」。

メルセデスのボーナスシステムの詳細については明かさなかったものの、「一定のボーナスは一定の結果に結びついている」と認めたボッタスは、母国フィンランドの『Iltalehti(イルタレティ)』紙に次のように続けた。

「幸い、僕は前金をもらっていなかったんだ」

「勝つときもあれば、そうでないときもあるよ」

多くのメルセデスのスタッフたちにとっては、ボーナスの喪失は大きな問題かもしれない。だが、ボッタスはこれまでのF1キャリアで十分に稼いできたために金の心配する必要はないと認めている。

「僕はそういう計算はしていないよ。だけど、ある時点で、もう銀行の残高を気にする必要がなくなったんだ」

「もちろん、F1ではお金は重要なものだ。だけど、僕は自分がどこから来たかを覚えているし、そのおかげでかなりうまくやれたよ」

伝えられるところによれば、メルセデスが最近ボッタスの送別会を催し、そこでボッタスがメルセデスに来て初めてステアリングを握った2017年型F1マシンを餞別として贈呈したのだという。

「ビッグサプライズだったし、素敵な贈り物だったよ」と語ったボッタスは、笑いながら「残念ながら、それを置く場所がないんだ」と付け加えた。

2016年にニコ・ロズベルグがハミルトンに打ち勝って初のF1チャンピオンとなったが、ロズベルグはその直後に突然F1引退を発表。その後任としてウィリアムズから引き抜かれ、2017年から2021年までハミルトンのチームメートを務めてきたのがボッタスだった。

ボッタスは、ハミルトンをチームメートに持つことは、多くの人が想像するよりもタフな仕事なのだと主張している。

「ルイスとニコ(ロズベルグ)がお互いに激しく争って、少し政治的な問題にまで発展したのを覚えているよ」

そう語った32歳のボッタスは、次のように付け加えた。

「でも、僕がメルセデスに来たときは、どうしてニコがあんな形で(F1を)やめたんだろうと思ったよ。でも、今は彼の気持ちが分かるよ。経験から言えるのは、それは簡単なことではないということさ」

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