F1オーストラリアGPの地元プロモーターが、新型コロナウイルスのワクチン接種義務化について、F1とオーストラリアの考えは一致していると主張した。
最近、テニスの全豪オープンにおいて、新型コロナウイルスワクチンを接種していなかったノバク・ジョコビッチがオーストラリア滞在を認められず、国外退去処分を受けたというニュースが世界を駆け巡った。
そして、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで開催されるF1レースの主催責任者であるアンドリュー・ウェスタコットは、4月10日に決勝が予定されている今年のF1第3戦オーストラリアGPにおいてもワクチン接種が義務づけられるという条件は同じだと次のように語った。
「この国に入国するためのルールはシンプルだし、F1を運営するためのルールもシンプルだ」
「このイベントに参加するためにはワクチン接種が100パーセント必要であり、それを免除される者は誰もいない」
F1でも2022年シーズンを迎えるにあたって、ドライバーやチームスタッフはもちろんサーキットに赴く全ての関係者にワクチン接種を義務づけることを正式決定している。
ウェスタコットは、例外を一切認めないオーストラリアのcovid-19対策ルールはF1の方向性とも合致していると次のように主張している。
「これらのルールはF1にもFIA(F1統括団体の国際自動車連盟)にも理解されており、スポーツレギュレーションにも盛り込まれる予定だ。私は、これがオーストラリアに来るための通過儀礼になると確信しているよ」