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元F1最高責任者が渦中のF1レースディレクターを擁護

2022年01月14日(金)17:39 pm

元F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、F1レースディレクターを務めるマイケル・マシの擁護に動いた。

2019年からF1レースディレクターを務めているオーストラリア出身のマシだが、これまでにもたびたびレース中に行う判断に対して疑問の声があがっていた。

そして、2021年のF1最終戦アブダビGP決勝で行ったセーフティカー導入時の采配に対して多くの批判が集中。さらに、アブダビGP決勝を終始リードしながら、セーフティカー導入時にマシがお膳立てをした最終ラップでソフトタイヤに履き替えたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にオーバーテイクを許し、通算8回目のF1ドライバーズタイトルを逃してしまったルイス・ハミルトン(メルセデス)がF1に失望し、このまま引退してしまうのではないかと懸念される状況となってしまっている。

こうした事態を受け、マシが所属するFIA(F1統括団体の国際自動車連盟)もアブダビGPでのレース運営に関する調査と対策を行うことにしており、2022年のF1開幕戦バーレーンGP(3月20日決勝)が開幕する3月18日(金)にバーレーンで行われる世界モータースポーツ評議会においてその結果を発表する計画であることを明らかにしている。

だが、最近FIAが発表した新組織図では、これまでシングルシータ-部門の責任者となっていたマシの名前がすでに消えている。これは、マシが更迭されることを意味するものだと考えているF1関係者も多いようだ。

噂によれば、アブダビGPの結果に不満を持ったメルセデスが正式に異議申し立てを行う意思表示をしていたものの、結局はそれを取り下げることにした背景には、FIAとの間でマシを更迭することで合意に至ったからだとも言われている。

しかし、2016年までほぼ40年にわたってF1運営に携わってきていた91歳のエクレストンは、マシがスケープゴートにされるべきではないと考えている。

『Daily Mail(デイリー・メール)』紙によると、エクレストンはこう語っている。「マイケルがその仕事を続けるべきでないという理由は何もないよ。彼は自分がベストだと思うことをしただけだ」

イギリスの『Daily Mail(デイリー・メール)』にそう語ったエクレストンは次のように続けている。

「私ならこうするだろう、ああするだろうと言うことはできる。だが、最終戦がセーフティカーで終わっていたら最悪だっただろう」

「マイケルはその場合も同じようなトラブルに見舞われていただろう。彼はいい人物だよ。そして、FIAは彼を支持すべきだ」

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