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キミ・ライコネン「もう二度とF1パドックには戻ってこないかも」

2022年01月12日(水)18:29 pm

通算19シーズンにわたって活躍したF1を2021年末に引退したキミ・ライコネンが再びF1パドックに戻ってくることはないかもしれない。

2001年に21歳でザウバー(現アルファロメオ)からF1デビューを飾ったフィンランド出身ドライバーのライコネンは、フェラーリに移籍した2007年にF1チャンピオンとなり、F1キャリアを通じて21勝をあげ、合計103回表彰台に上っている。

2019年にフェラーリからスイスに本部を置く古巣チームであるアルファロメオに移籍し、最後の3年間は勝利や表彰台とは縁のない時期を過ごしたライコネンだが、ドイツの『Bild(ビルト)』から、これからF1が恋しくなると思うかと聞かれると「時がたてばわかることだ」と答え、次のように続けた。

「自分でわかっていたのは、僕が好きだったのはドライビングだけだったということさ。もう二度とパドックに足を踏み入れることはないかもしれないね。F1が僕の人生だったわけじゃないんだ」

「僕には常にもっと大切なものがあった。それはこれからも変わらないよ」

「体力がなくなったからやめたのではなく、飛行機に乗ったりホテルに泊まったりするより、もっといいことができるからさ」

今後の人生において何か具体的な計画はあるかと質問されたライコネンは次のように答えている。

「ないし、無理に作ろうとも思わないよ」

「子供たちは犬を欲しがっているけど、まだ決めていないんだ。これからはまた僕が家で過ごす時間が増えるし、それで十分かもしれないからね」

ライコネンは、これからは現役アスリートとして頻繁にトレーニングをする必要がなくなり、充実した時間を過ごすことができるのを一番楽しみにしているという。

ライコネンは短かったF1の夏休みに言及しながら次のように語った。

「2週間半しかなかったし、その間もトレーニングを続けなければならず、その後また普段の狂気が戻ってくることを常に頭の片隅に置いておくしかなかったからね」

ライコネンが去ったアルファロメオは、2022年シーズンにはその後任としてメルセデスに所属していた同じフィンランド人ドライバーのバルテリ・ボッタスを迎えるとともに、初の中国人F1ドライバー、周冠宇(チョー・ガンユー)をデビューさせることになっている。

なお、昨年まで現役最年長F1ドライバーだった42歳のライコネンが引退したことで、今年の7月に41回目の誕生日を迎えるフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が新たな現役最年長F1ドライバーとなる。

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